グリード ファストファッション帝国の真実
Greed


2019年/イギリス/英語/カラー/104分
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(初出:「ニューズウィーク日本版」映画の境界線2021年6月18日更新)

 

 

描かれるアパレル帝国の闇

 

[Introduction] 英の奇才マイケル・ウィンターボトム監督&脚本で贈る本作は、ウィットに富んだジョークを散りばめ、鋭い問題提起の猛毒をはらんだブラックエンターテインメント!人気ファッション・ブランドTOPSHOPを擁しながら経営破綻した実在のファストファッション王フィリップ・グリーン卿をモデルに、富裕層のセレブ生活の裏に隠された、格差社会の闇を暴き出す!主演は『24アワー・パーティ・ピープル』以来、ウィンターボトム作品の常連となったスティーヴ・クーガン。最低最悪の性格でありながら、不思議なカリスマ的魅力を放つ主人公を皮肉たっぷりに演じた。共演にアイラ・フィッシャー(『グランド・イリュージョン』)、シャーリー・ヘンダーソン(『24アワー・パーティ・ピープル』)、エイサ・バターフィールド(『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』)ら、実力派俳優が顔を揃えた。(プレス参照)

[story] ギリシャ・ミコノス島。ファストファッション・ブランド経営で財を成したリチャード・マクリディの還暦を祝うため、離婚した元妻サマンサ、息子フィン、母マーガレットら家族一同が集まる。折しもイギリス当局から脱税疑惑や国外の縫製工場の劣悪な労働環境と待遇について追及されたリチャードは、マスコミから”グリーディ(強欲な)・マクリディ”と揶揄されていた。名誉挽回のためショーアップされたパーティでかつての威光を取り戻そうと目論む。しかし湯水のように金を使い、傲慢に振る舞うリチャードと家族や部下との間には、徐々に不協和音が生じていく...。

 ニューズウィーク日本版の筆者コラム「映画の境界線」で本作を取り上げています。その記事をお読みになりたい方は以下のリンクからどうぞ。

描かれるアパレル帝国の闇『グリード ファストファッション帝国の真実』


◆スタッフ◆
 
監督/脚本   マイケル・ウィンターボトム
Michael Winterbottom
撮影 ジャイルズ・ナットジェンズ
Giles Nuttgens
編集 リアム・ヘンドリックス・ヒース、他
Liam Hendrix Heath, etc
音楽 ハリー・エスコット
Harry Escott
 
◆キャスト◆
 
リチャード・マクリディ卿   スティーヴ・クーガン
Steve Coogan
サマンサ アイラ・フィッシャー
Isla Fisher
マーガレット シャーリー・ヘンダーソン
Shirley Henderson
フィン エイサ・バターフィールド
Asa Butterfield
ニック デヴィッド・ミッチェル
David Mitchell
-
(配給:ツイン)
 

 

 

(upload:2021/10/04)
 
 
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