1968年、イギリス・ショアハム生まれ。14歳の時に家族とともにオーストラリアへ移り住んだのち、演劇学校で演技を学び、女優の道を歩み出す。『For Love Alone』(86)で映画デビューし、友人のニコール・キッドマンらと共演した『ニコール・キッドマンの恋愛天国』(90・未)、『マチネー/土曜の午後はキッスで始まる』(93)に小さな役で出演。重要な役柄を獲得した『タンク・ガール』(95)、『ラスト・ウェディング』(96)で注目されながらも、なかなかブレイクできなかったが、デヴィッド・リンチ監督の幻惑的なスリラー『マルホランド・ドライブ』(01)で全米批評家協会賞の主演女優賞などに輝き、Jホラーのハリウッド・リメイク『ザ・リング』(02)の主演を務めたことでスター女優の仲間入りを果たした。
アレハンドロ・イニャリトゥ監督、ショーン・ペン共演の『21グラム』(03)では初めてアカデミー主演女優賞にノミネートされ、本作で二度目のノミネートを果たした。ピーター・ジャクソン監督がモンスター映画の古典をリメイクした超大作『キング・コング』(05)のヒロインを体当たりで演じたことも話題を呼んだ。近年も『恋のロンドン狂騒曲』(10)でウディ・アレン監督、『J・エドガー』(11)でクリント・イーストウッド監督、『ドリームハウス』(11)でジム・シェリダン監督と組むなど、意欲的な活動を続けている。