母という名の女
Las hijas de Abril / April's Daughter


2017年/メキシコ/スペイン語/カラー/103分/ヴィスタサイズ
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(初出:)

 

 

娘と同じ17歳で出産した母親がとる常軌を逸した行動
彼女を幻想や快楽に駆り立てるのは過去か、元夫か、娘たちか

 

[Introduction] メキシコのリゾートエリア、バジャルタの海辺に建つ瀟洒な別荘。そこに二人きりで住む姉妹のもとに、長い間疎遠になっていた美しき母が戻ってきた。17歳の妹は同じ歳の少年との間に子供を身ごもっており、突然舞い戻った母は献身的に娘の面倒をみるのだが、娘の出産をきっかけに、自身の影のある深い欲望を忠実に遂行していく…。『父の秘密』(12)、『或る終焉』(15)のメキシコの鬼才ミシェル・フランコが放つ衝撃のミステリー。母親アブリルを演じるのは、ペドロ・アルモドバル監督の『ジュリエッタ』できらびやかなヒロインを演じたエマ・スアレス。内に秘めた欲望をとめどもなく全開させ、モラルの重力から解放された、理不尽極まりない行動に突っ走る、モンスターのような「母」というキャラクターを演じている。[プレス参照]

[Story] メキシコのリゾートエリア、パジャルタの海辺に建つ別荘で、ふたりで生活するクララとバレリアの姉妹。17歳の妹バレリアは同じ年の少年マテオとつき合い、子供を身ごもっている。肥満気味の孤独な姉クララは、離れて暮らす母アブリルと連絡を密にし、妹は何らかの理由で母を避けていた。姉は離れて暮らしているにも関わらず、どこか母にコントロールされている。しかしバレリアの臨月が迫ったある日、母親が突如として別荘に現れる。 アブリルは、バレリアと同じ歳で出産していて、初めこそ献身的に彼女の面倒を見るのだが、やがてバレリアがカレンを出産すると、アブリルはある行動に出る。それは、若き頃の時間を子育てに費やしたがゆえ、その時間を“奪った”娘たちへの復讐のごとき行動だった――。

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◆スタッフ◆
 
監督/脚本/製作/編集   ミシェル・フランコ
Michel Franco
製作総指揮 ティム・ロス、ガブリエル・リプスタイン
Tim Roth, Gabriel Ripstein
撮影監督 イヴ・カープ
Yves Cape
編集 ジョージ・ワイズ
Jorge Weisz
音楽 アレハンドロ・デ・イカサ
Alejandro de Icaza
 
◆キャスト◆
 
アブリル   エマ・スアレス
Emma Suarez
バレリア アナ・バレリア・ベセリル
Ana Valeria Becerril
マテオ エンリケ・アリソン
Enrique Arrizon
クララ ホアナ・ラレキ
Joanna Larequi
マテオの父 エルナン・メンドーサ
Hernan Mendoza
アルバロ トニー・ダルトン
Tony Dalton
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(配給:彩プロ)
 

 


(upload:2022/04/26)
 
 
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