[ストーリー] 時は、現代。ナチスの戦犯を祖父に持ち、家族の罪と向き合うためにホロコーストの研究に人生を捧げるトト。そして、ナチスの犠牲者となったユダヤ人の祖母を持ち、親族の無念を晴らすために、やはりホロコーストの研究に青春を捧げる若きインターンのザジ。
スタート地点は真逆だが、同じ目標のためにアウシュヴィッツ会議を企画することになった二人。頑固で人付き合いが苦手なトトは、フランスから来た“今どきの若い女性”のザジに最初は激しく反発するが、彼女の型破りなユーモアにいつの間にか生きる力をもらう。
やがて二人は、自分になにかを求め合うように強く惹かれていく。だが、実は二人の出会いは、偶然ではなかった。ザジが隠していた驚くべき“事実”が明かされるのだが――。[プレスより引用]
かつて『4分間のピアニスト』(06)が日本でもヒットしたクリス・クラウス監督の新作です。
ニューズウィーク日本版の筆者コラム「映画の境界線」で本作品を取り上げています。その記事をお読みになりたい方は以下のリンクからどうぞ。
● ホロコーストと性を結びつけ、ドイツを揺るがす『ブルーム・オブ・イエスタディ』 |