1935年、ニューヨーク州・ブルックリン生まれ。ユダヤ系の家庭で生まれ育ち、映画、ジャズ、コミック、手品に傾倒しつつ、高校在学中にギャグ・ライターとしてデビュー。その後もライター、放送作家の仕事をこなし、新聞やラジオにギャグを提供、1960年からはスタンダップ・コメディアンとして活動した。1965年、脚本も手がけたクライヴ・ドナー監督作品『何かいいことないか子猫チャン』(65)で映画俳優として、翌年『What’s Up, Tiger Lily?』(66)で監督としてデビューを果たす。
その後も『スリーパー』(73)等のシュールでスラップスティックな喜劇を次々と世に送り出し、1977年には当時の恋人だったダイアン・キートンを共演相手に迎え、都会的に洗練されたラブ・ストーリー『アニー・ホール』(77)を発表。同作品でアカデミー賞主要4部門を受賞した快挙に続き、巨匠イングマール・ベルイマンの影響を色濃く感じさせる『インテリア』(78)、愛するニューヨークの街をモノクロ映像で切り取った『マンハッタン』(79)も絶賛され、アメリカを代表する映画作家のひとりとして認知されていった。
(『恋のロンドン狂騒曲』プレス参照)
▼コリン・ファース、エマ・ストーン、ジャッキー・ウィーヴァー、マーシャ・ゲイ・ハーデン、アイリーン・アトキンス、サイモン・マクバーニー共演の『マジック・イン・ムーンライト』(14)は、2015年4月11日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国公開。
▼ケイト・ブランシェット、サリー・ホーキンス、アレック・ボールドウィン、ピーター・サースガード共演の『ブルージャスミン』(13)は、2014年5月10日(土)より新宿ピカデリー&Bunkamuraル・シネマ&シネスイッチ銀座ほか全国公開。