ルドレシュ・マハンサッパ(Rudresh Mahanthappa)は、ニューヨークを拠点に活動するインド系のサックス奏者/コンポーザーだ。彼のアルバムにはコラボレーション作品が多いことは、『キンズメン/Kinsmen』のレビューで書いた。
その『Kinsmen』とこの『エイペックス/Apex』は、まったくスタイルが違うコラボレーション作品だが、マハンサッパの足跡をふり返ってみたとき、共通する要素が浮かび上がり、比較してみるとなかなか興味深い。
インドから移民した両親のもと、コロラド州ボルダーで育ったマハンサッパは、北テキサス州立大学でジャズを学びはじめた。そんな頃、彼の兄がある種のジョークで弟にプレゼントしたのが、カドリ・ゴパルナス(Kadri Gopalnath)のアルバム『Saxophone Indian Style』だった。
ゴパルナスは、南インドの古典音楽カルナーティックに西洋の楽器であるサックスを導入して独自の世界を確立したインドの巨匠で、マハンサッパはそんな音楽からインスピレーションを授かり、やがて東洋と西洋が混じりあうハイブリッドな世界を切り拓くようになる。
『Kinsmen』は、マハンサッパがそんなゴパルナスと共演した作品であり、自己のひとつの出発点を確認する作品ともいえる。では、『Apex』におけるバンキー・グリーンとの共演にはどんな意味があるのか。
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◆Jacket◆ |
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◆Track listing◆ |
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01. |
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Welcome |
02. |
Summit |
03. |
Soft |
04. |
Playing with Stones |
05. |
Lamenting |
06. |
Eastern Echoes |
07. |
Little Girl I'll Miss You |
08. |
Who? |
09. |
Rainer And Theresia |
10. |
Journey |
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◆Personnel◆ |
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Rudresh Mahanthappa - alto saxophone (1-6, 8-10); Bunky Green - alto saxophone (1-3, 5-10); Jason Moran - piano; Francois Moutin - bass; Jack DeJohnette - drums (1, 2, 9, 10); Damion Reid - drums (3-8) |
(Pi Recordings )
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