◇◇クリストファー・ドイル◇◇

1952年、オーストラリア・シドニー生まれ。 18歳のときに故郷を離れ、世界を放浪し、様々な経験をした。1976年から台湾に住み、CM、TVドキュメンタリーなどの撮影を手掛ける。1983年、エドワード・ヤン監督『海辺の一日』(TV)で撮影監督デビューを果たす。その後、アジアを牽引する監督たちの作品に次々に参加。ウォン・カーウァイ監督の代表作『欲望の翼』(90)、『恋する惑星』(94)、『天使の涙』(95)、『ブエノスアイレス』(97)、『花様年華』(00)、『2046』(04)、『愛の神、エロス』(04/オムニバス「エロスの純愛〜若き仕立屋の恋」)を手掛け、その他に、スタンリー・クワン監督『赤い薔薇 白い薔薇』(94)、チェン・カイコー監督『花の影』(96)、中国本土で記録的ヒットとなったチャン・イーモウ監督『HERO』(02)等。『花様年華』では、カンヌ国際映画祭技術大賞を受賞。1998年、ガス・ヴァン・サント監督がヒッチコック作品をリメイクした『サイコ』を撮影するためにハリウッドに一時滞在。2002年、初めてのオーストラリア映画、フィリップ・ノイス監督『裸足の1500マイル』を手掛け、同監督作では『愛の落日』(02)の撮影も担当した。その後、ペンエーグ・ラッタナルアーン監督『地球で最後のふたり』(02)、ジェームズ・アイヴォリー監督『上海の伯爵夫人』(05)に参加等。2005年には、浅野忠信主演『KUJAKU 孔雀』 で監督デビューを果たす。本作では脚本・撮影も担当した。2006年、18篇から成るオムニバス『パリ、ジュテーム』の一篇「ショワジー門」を監督・脚本。その他、M・ナイト・シャマラン監督『レディ・イン・ザ・ウォーター』(06)、ガス・ヴァン・サント監督『パラノイドパーク』(07)、ジム・ジャームッシュ監督『リミッツ・オブ・コントロール』(09)、ニール・ジョーダン監督「Ondine」(09)等の撮影を担当。その独特のカメラワークで、国際的に活躍している。 最近では、ファッションデザイナー、ドリス・ヴァン・ノッテンとのコラボレーションで、ラウド・ゲイト・ダンスシアターの撮影・編集を、その他ヨウジヤマモトのステージや、テキサス、フェイ・ウォン、シアター・ブルック、エア・サプライ、ツイ・ジェン、トニー・レオン、レスリー・チャンのミュージックビデオ等も手掛けている。

(『海洋天堂』プレスより引用)>


ブエノスアイレス (1997)
花様年華 (2000)
2046 (レビュー01) (2004)
2046 (レビュー02) (2004)
上海の伯爵夫人 (2005)
インビジブル・ウェーブ (2006)
レディ・イン・ザ・ウォーター (2006)
海洋天堂 (2010)
 
 
 
 
 
 

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