スティーブ・ジョブズ
Steve Jobs Steve Jobs (2015) on IMDb


2015年/アメリカ/カラー/122分/スコープサイズ/ドルビーSRD
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(初出:「ニューズウィーク日本版」、2016年1月22日更新)

 

 

1984、1988、1998。伝説の3つのプレゼンを通して
カリスマと父親の狭間で揺れるスティーブ・ジョブズに迫る

 

[概要] スティーブ・ジョブズ。2011年に56歳の若さで他界した直後から、彼がいかに仲間たちと素晴らしいマシンを作り出したかが様々な形で紹介されてきた。しかし、『スラムドッグ$ミリオネア』でアカデミー賞を受賞したダニー・ボイル監督と、『ソーシャル・ネットワーク』で同賞を獲得した脚本家アーロン・ソーキンという二人の異才が手を組んで挑んだのは、パソコンの誕生話でも伝記でもない。

 人々の心をわし掴みにした、新作発表会での伝説のプレゼンの<直前40分の舞台裏>だ。それもジョブズの生涯の最も波乱に満ちた時期の3大製品――1984年のMacintosh、自分が創業した会社アップルを追われて作った1988年のNeXT Cube、アップルに復帰して発表した1998年のiMacである。[プレスより引用]

 『トレインスポッティング』『ザ・ビーチ』『127時間』『トランス』ダニー・ボイル監督の新作です。物語の土台になっているのは、ウォルター・アイザックソンのベストセラー『スティーブ・ジョブズ』ですが、脚本を手がけたアーロン・ソーキンがジョブズの仕事仲間や家族への個人的なインタビューを通じて集めた素材も反映されています。

 「ニューズウィーク日本版」の筆者コラム「映画の境界線」で本作を取り上げました。その記事をお読みになりたい方は以下のリンクからどうぞ。

今回の『スティーブ・ジョブズ』は、伝説の3つのプレゼン直前の舞台裏を描く|『スティーブ・ジョブズ』


◆スタッフ◆
 
監督   ダニー・ボイル
Danny Boyle
脚本 アーロン・ソーキン
Aaron Sorkin
原案 ウォルター・アイザックソン
Walter Isaacson
撮影監督 アルウィン・カックラー
Alwin H. Kuchler
編集 エリオット・グレアム
Elliot Graham
音楽 ダニエル・ペンバートン
Daniel Pemberton
 
◆キャスト◆
 
スティーブ・ジョブズ   マイケル・ファスベンダー
Michael Fassbender
ジョアンナ・ホフマン ケイト・ウィンスレット
Kate Winslet
スティーブ・ウォズニアック セス・ローゲン
Seth Rogen
ジョン・スカリー ジェフ・ダニエルズ
Jeff Daniels
アンディ・ハーツフェルド マイケル・スタールバーグ
Michael Stuhlbarg
クリスアン・ブレナン キャサリン・ウォーターストン
Katherine Waterston
リサ・ブレナン(19歳) パーラ・ヘイニー=ジャーディン
Perla Haney-Jardine
リサ・ブレナン(9歳) リプリー・ソーボ
Ripley Sobo
リサ・ブレナン(5歳) マッケンジー・モス
Makenzie Moss
アンドレア・カニンガム セーラ・スヌーク
Sarah Snook
-
(配給:東宝東和)
 

《参照/引用文献》
『スティーブ・ジョブズ』ウォルター・アイザックソン●
井口耕二訳(講談社、2011年)
『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』カーマイン・ガロ●
井口耕二訳(日経BP社、2010年)

(upload:2016/01/22)
 
 
《関連リンク》
ダニエル・ペンバートン 『スティーブ・ジョブズ:OST』 レビュー ■
ダニー・ボイル 『トランス』 レビュー ■
ダニー・ボイル 『127時間』 レビュー ■
ダニー・ボイル 『ミリオンズ』 レビュー ■
ダニー・ボイル 『28日後...』 レビュー ■
ダニー・ボイル 『ザ・ビーチ』 レビュー ■
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