これまでテレビで多くのドキュメンタリーを手がけてきたブルース・グディソン監督の劇映画デビュー作です。日本では、2005年のTVドキュメンタリー作品『The Flight That Fought Back』が『The docu-drama of フライト93 The Flight That Fought Back』としてDVD化されています。
『リーヴ・トゥ・リメイン(原題)/Leave to Remain』では、西アジアやアフリカからそれぞれの事情でひとりでイギリスにやって来た10代の難民申請者たちの世界がリアルに描き出されます。物語は実話に基づいていますが、グディソン監督はそうした若者たちにただリサーチするのではなく、映画以前に彼らの支援に乗り出し、フィルム・アカデミーを作ってスキルを引き出す指導なども行なっていたということです。この映画はそんな活動の成果を土台に製作されています。主人公には実際の難民が起用されています。