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[ストーリー] ポーランドのユダヤ人強制居住区から脱走した8歳のスルリックは森へと逃げるが、飢えと寒さから行き倒れとなり、ヤンチック夫人に助けられる。夫人はスルリックの賢さと愛らしさに気付き、一人でも生き延びられるよう“ポーランド人孤児ユレク”としての架空の身の上話を覚えさせる。
夫人に教わった通りにお祈りを唱え、寝床と食べ物を求めて農村を一軒ずつ訪ね歩くユレク。無邪気な笑顔で物怖じしないユレクに、救いの手を差し伸べる者もいれば、ドアを閉ざす者、利用する者もいた。優しい家族に受け入れられ束の間の平穏をつかみかけても、ユダヤ人だとばれては次の場所へと逃げるユレク。ユダヤ人というだけで、なぜこんな目に合わなければならないのか。それでも、生き別れになった父との約束を胸に、ユレクの命の旅は続く――。[プレスより]
ユダヤ人作家ウーリー・オルレブが、生存者ヨラム・フリードマンに取材して書き上げた『走れ、走って逃げろ』を、ドイツ人監督ペペ・ダンカート(『セマナ -血の7日間-』、『マイヨ・ジョーヌへの挑戦 ツール・ド・フランス100周年記念大会』)が映画化。主人公の少年スルリック/ユレクを、双子の兄弟であるアンジェイ・トカチとカミル・トカチが演じているところが異色です。
レビューのテキストは準備中です。ホロコーストを背景にした過酷なサバイバルの物語であると同時に、ユダヤ人としてのアイデンティティ探求の物語にもなっています。
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| ◆スタッフ◆ |
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| 監督/脚本 |
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ペペ・ダンカート
Pepe Danquart |
| 脚本 |
ハインリッヒ・ハッディング
Heinrich Hadding |
| 原作 |
ウーリー・オルレブ
Uri Orlev |
| 撮影 |
ダニエル・ゴットシャルク
Daniel Gottschalk |
| 編集 |
リチャード・マリジー
Richard Marizy |
| 音楽 |
ステファヌ・ムーシャ
Stephane Moucha |
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| ◆キャスト◆ |
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| スリック / ユレク |
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アンジェイ・トカチ、カミル・トカチ
Andrzej Tkacz, Kamil Tkacz |
| ヤンチック夫人 |
エリザベス・デューダ
Elisabeth Duda |
| モシェ・フレンケル |
イテー・ティラン
Itay Tiran |
| フリードマン氏 |
ジニュー・ザマチョースキー
Zbigniew Zamachowski |
| ヘルマン夫人 |
ジャネット・ハイン
Liane Balaban |
| パヴェル |
ルカッツ・ギャジス
Lukasz Gajdzis |
| SS将校 |
ライナー・ボック
Rainer Bock |
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| (配給:東北新社) |
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