[Introduction] 「賢い医師生活」『ニューイヤーズ・ブルース』『スティール・レイン』など話題作への出演が続く、韓国で最も旬な俳優ユ・ヨンソクと、『007/慰めの報酬』、『オブリビオン』他、世界で活躍するオルガ・キュリレンコの共演作。ユ・ヨンソクは 3か国語を操るソウル警察のエリート刑事パク・ジノを、オルガ・キュリレンコは法医学界に目覚ましい貢献をもたらす教授として来韓したが、ある過去に向き合うことになる法医学者アリス・ロネを演じる。ピーター・メイのスリラー・シリーズの1冊、『The Killing Room』の映画化。監督は『譜めくりの女』でセザール賞出品歴のあるドゥニ・デルクール。事件の真実が明るみになるにつれ濃い影を落とす巨大犯罪組織の存在と、吹き荒れる人物間の葛藤が緊張感を持って描かれる、片時も目が離せない息を呑むアクション・サスペンスが誕生した。(プレス参照)
[Story] ソウルで発生したある怪死事件。身元不明の遺体は指紋が奪われ、体中傷だらけの状態で発見された。ソウル警察の刑事ジノは事件解決の手がかりを探るにあたり、シンポジウムのため来韓していた法医学者のアリスに協力を要請する。 遺体の身元が容易に特定できず、臓器が違法な手術によって抜き取られていたことを知った 2人は、背後に蠢く組織を追い詰めるべく捜査に挑むが…。
[以下、短いコメントになります]
原作は、ピーター・メイのスリラー・シリーズの1冊、『The Killing Room』。それがどのように脚色されているのか気になって、ちょっと調べてみた。原作のシリーズの舞台は中国で、中国人の刑事が活躍する。上海で、生きている間に臓器を抜き取られたあと、切り刻まれて埋められた女性たちの遺体が発見され、刑事が捜査にあたる。その捜査に協力するのが、アメリカ人の女性病理学者。彼女はそれ以前にシリーズにも登場していて、再びアメリカから呼びよせられる。刑事と病理学者には恋愛関係もあるらしい。
ということで本作では、舞台が中国から韓国に変更され、シンポジウムのために来韓していたフランス人の女性法医学者が事件の捜査に協力することになる。 |