キャロル:OST / カーター・バーウェル
Carol: Original Soundtrack / Carter Burwell (2015)


 
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(初出:)

 

 

『エデンより彼方に』のトッド・ヘインズが再び50年代を描く
ふたりのヒロインの軌跡を彩るミニマルで官能的なサウンド

 

 『ポイズン』(91)、『SAFE』(95)、『ベルベット・ゴールドマイン』(98)、『エデンより彼方に』(02)、『アイム・ノット・ゼア』(07)の異才トッド・ヘインズ監督最新作『キャロル』(15)のオリジナル・サウンドトラックです。映画の舞台は50年代ニューヨーク。ふたりのヒロイン、キャロルとテレーズをケイト・ブランシェットルーニー・マーラーが演じています。

[ストーリー] 1952年、ニューヨーク。高級百貨店でアルバイトをするテレーズは、クリスマスで賑わう売り場で、そのひとを見た。鮮やかな金髪。艶めいた赤い唇。真っ白な肌。ゆったりした毛皮のコート。そのひともすぐにテレーズを見た。彼女の名はキャロル。このうえなく美しいそのひとにテレーズは憧れた。しかし、美しさに隠された本当の姿を知ったとき、テレーズの憧れは思いもよらなかった感情へと変わっていく――。[プレス参照]

 サントラを手がけたのは、スパイク・ジョーンズ、コーエン兄弟とのコラボレーションで知られるカーター・バーウェル。ヘインズ監督とは『ベルベット・ゴールドマイン』以来のコラボレーションになります。

 サウンドトラックは、フィリップ・グラスやマイケル・ナイマンを想起させるミニマルで官能的なサウンドが際立っています。レビューのテキストは準備中です。


◆Jacket◆
 
◆Track listing◆

01.   Opening
02. Taxi
03. To Carol's
04. One Mint Julep(The Clovers)
05. Datebook
06. Christmas Trees
07. Easy Living(Billie Holiday & Teddy Wilson)
08. The Train
09. Packing
10. Drive Into Night
11. Kiss Of Fire(Georgina Gibbs)
12. Waterloo
13. Lover
14. The Gun
15. Smoke Rings(Les Paul & Mary Ford)
16. Over There
17. Visitation
18. To Court
19. The Letter
20. No Other Love(Jo Stafford)
21. The Times
22. Reflections
23. Crossing
24. You Belong To Me(Helen Foster & The Rovers)
25. The End

◆Personnel◆

Carter Burwell:

(Varese Sarabande)
 

 

 

(upload:2015//)
 
 
《関連リンク》
Carter Burwell official site
トッド・ヘインズ 『キャロル』 レビュー ■
トッド・ヘインズ――80年代から浮かび上がるアメリカのダークサイド ■
トッド・ヘインズ 『アイム・ノット・ゼア』 レビュー ■
トッド・ヘインズ 『SAFE』 レビュー ■
スパイク・ジョーンズ 『かいじゅうたちのいるところ』 レビュー ■

 
 
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