1966年、アメリカ・ニュージャージー州出身。ボストン大学、イェール大学専門大学院のドラマ科で学び、01年には「Noises Off!」でブロードウェイ・デビューを果たす。監督としてのデビューはオリジナル脚本も書いた『The Station Agent』(03)で、同作はサンダンス国際映画祭で観客賞と脚本賞を受賞。同作はまた、英国のアカデミー賞であるBAFTA最優秀脚本賞、インディペンデント系映画に贈られるインディペンデント・スピリット賞において、最優秀監督賞と50万ドル以下の制作費で創られた優れた作品に贈られるジョン・カサヴェテス賞を受賞した。オリジナル脚本を書ける才能を持ち、役者出身ということもあり、一躍インディ系映画の期待の星となった。期待された2作目『扉をたたく人』(07)も同じく監督・脚本の両方を手がけ、トロント国際映画祭でプレミア上映される。こちらも同年のインディペンデント・スピリット賞監督賞を受賞。その後はピクサー制作のアニメ『カールじいさんの空飛ぶ家』(10)の原案も手がけ、同年のアカデミー賞最優秀脚本賞にノミネートされた。