1954年12月15日生まれ。イギリス、リヴァプール出身。オックスフォード大学で法律を学び、その後ブリストル大学、UCLAで映画を研究。1983年長編デビュー作『レポマン』を発表。後に「1983年以降のカルト映画名作25」では3位に選ばれている。1985年『シド・アンド・ナンシー』の監督を務めた。この2本の成功で瞬く間に彼は、ハリウッドで”時の人”となる。しかしその後は独自の映画路線を追い求めるようになる。その道は彼をスペインのアルメリアへと導き、修正主義者のカルトムービー『ストレート・トゥ・ヘル』を監督。1987年のレーガン政権時、ニカラグアにてサンディニスタ政府と共に反帝国主義映画『ウォーカー』を制作。ユニバーサル・ピクチャーズ出資であるにもかかわらず、痛烈なアメリカ批判を行った。しかしアレックス・コックスは映画製作を止めず、近年では2002年にリヴァプールを舞台にした『リベンジャーズ・トラジディ』を発表。今後の活動予定としては2009年撮影開始予定、名作『レポマン』の女バージョン、その名も「REPO CHICK」。
(『サーチャーズ2.0』プレスより引用)