[ストーリー] スティーヴ・バトラーは、大手エネルギー会社の幹部候補。シェールガスの採掘によって、不況で疲弊した農業地帯の経済が救われる。そう信じてきた彼は、低収入にあえぐ農場主たちを訪ね歩き、採掘権の借り上げ契約を結ぶ仕事に誇りと生き甲斐を見出している。しかし、その仕事で訪れたマッキンリーという田舎町で、スティーヴは予期せぬ障害に行く手を阻まれる。シェールガス採掘の賛否をめぐって住民投票を呼び掛ける科学教師と、突然町に乗り込んできた環境活動家によって、町の人々の心が反採掘に傾き始めたのだ。[プレスより]
レビューのテキストは準備中です。とりあえず簡単に感想を。この映画が、筆者も大好きなビル・フォーサイス監督のイギリス映画『ローカル・ヒーロー/夢に生きた男』を連想させるのは決して偶然ではありません。
この映画のストーリーを手がけたデイヴ・エッガース(『お家をさがそう』、『かいじゅうたちのいるところ』)は、影響を受けた作品、観た回数が最も多い作品として『ローカル・ヒーロー』をあげています。
それから、脚本と主演の兼任し、当初は自分で監督もするつもりだったマット・デイモンも影響を受けているはずです。実は筆者が、デイモンが主演したキャメロン・クロウ監督の『幸せへのキセキ』を観たときにも、『ローカル・ヒーロー』を連想したのですが、それも偶然ではありませんでした。クロウ監督は、デイモンにこの映画の主人公ベンジャミン役をオファーするにあたって、脚本と1時間近い音楽のセレクションと『ローカル・ヒーロー』のソフトを送ったといいます。
それ以前にデイモンがこの映画を観ていたかどうかは定かではありませんが、彼もこの映画が気に入っていることは間違いないでしょう。
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