フィラデルフィア出身。ジェラルド・ヴィーズリーとタイロン・ブラウンに師事してベースを学び、ヒップホップの先駆的なグループ、ザ・ルーツに参加する。90年代後半にシカゴに移り、ジャズ、ロック、エレクトロニックなど様々なジャンルのミュージシャンと交流を持ち、ミニマリスティックなサウンドを指向するカルテット、タウン・アンド・カントリー、そしてマタナ・ロバーツ、チャド・テイラーとトリオ、スティックス・アンド・ストーンズを結成する。1998年にモロッコを訪れたときに、北アフリカの伝統音楽グナワで使われる弦楽器ゲンブリを手に入れ、試行錯誤を繰り返しながらマスターする。そして、2000年代後半から積極的に演奏するようになり、彼のユニット、ナチュラル・インフォメーション・ソサエティではこの楽器を駆使して、独自のミニマル/ドローンの世界を切り拓いている。その他にもジャンルにとらわれない多様なコラボレーションを繰り広げ、最近ではサウンドトラックも手がけている。
▼ 『ナチュラル・インフォメーション/Natural Information』(10)、『レプレゼンシング/Represencing』(12)につづく『マグネトセプション/Magnetoception』を2015年にリリース。