1963年7月22日、ベルギー・ナミュール生まれ。『イゴールの約束』(96)以降ダルデンヌ兄弟の全作品に出演している常連俳優であり、『息子のまなざし』(02)では初主演にして、カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した。そのほかの出演作は、『リード・マイ・リップス』(01/ジャック・オディアール監督)、『レセ・パセ 自由への通行許可証』(02/ベルトラン・タヴェルニエ監督)、「タイム・オブ・ウルフ」(03/ミヒャエル・ハネケ監督)、「サイン・オブ・デス」(07/レジス・ヴァルニエ監督)、「大臣と影の男」(11/ピエール・ショレール監督)、『ヴィオレット–ある作家の肖像–』(13/マルタン・プロヴォ監督)など。16年公開の黒沢清監督がフランスで撮りあげた作品『ダゲレオタイプの女』ではダゲレオタイプ写真家のステファンを怪演した。ヨーロッパを代表する名優である。
(『午後8時の訪問者』プレスより引用)
▼ アデル・エネル、オリヴィエ・ボノー、ジェレミー・レニエ共演の『午後8時の訪問者』(16)は、2017年4月8日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー。