1952年、パリ生まれ。父親は監督・脚本家のミシェル・オディアール。エディターとして映画界でのキャリアをスタートさせたのちに脚本家へと転身し、ジョルジュ・ロートネル監督の『プロフェッショナル』(81・未)、クロード・ミレール監督の『死への逃避行』(83)、エドゥアール・ニエルマン監督の『キリング・タイム』(87)などに携わる。ジャン=ルイ・トランティニャン、マチュー・カソヴィッツを主演に迎えたフィルムノワール『天使が隣で眠る夜』(94)で監督デビューし、カンヌ国際映画祭カメラドール、セザール賞新人監督作品賞を受賞。『預言者』(09)でカンヌ国際映画祭グランプリを受賞、マリオン・コティヤール主演『君と歩く世界』(12)ではゴールデン・グローブ賞外国語映画賞と主演女優賞にノミネートされた。続く『ディーパンの闘い』(15)で、コーエン兄弟、グザヴィエ・ドランら審査員たちの満場一致でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞を果たし、『ゴールデン・リバー』(18)ではセザール賞4冠、リュミエール賞3冠、ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞に輝いた。
(『君と歩く世界』『パリ13区』プレス参照)
▼ ジャック・オディアール監督、セリーヌ・シアマ&レア・ミシウス脚本、ルーシー・チャン、マキタ・サンバ、ノエミ・メルラン、ジェニー・ベス共演の『パリ13区』(21)。