1959年11月7日生まれ。監督兼脚本家であるヘンリク・ルーベン・ゲンツは、デンマークのナショナル・フィルム・スクールを1995年に卒業。卒業制作作品『CROSS ROADS』はミュンヘン国際学生映画祭で作品賞と脚本賞に輝いた。その後、デンマーク国営放送局DRに勤め、数々の短編映画、ドキュメンタリー、「Nikolaj & Julie」(03)、「Better Times」(04〜07)、「The Killing」(07)といった人気テレビドラマを監督した。世界中の映画祭で称賛を浴びた短編映画『BROR, MIN BROR/THEIS AND NICO』(99)はベルリン国際映画祭にてクリスタルベア賞を受賞し、アカデミー賞®にノミネートされた。長編デビュー作となった『ハッダーの世界<未>』(03)はブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭、シカゴ国際映画祭、ロンドン映画祭、ズリーン国際映画祭など多くの映画祭で賞を受賞した。本作は初の英語作品となる。