[概要] ノルウェーを拠点に活動するホバルト・ブストネスが監督した『シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人』は、92歳のシャーリーと86歳のヒンダが自分たちだけの力で「経済成長」についての答えを探す姿を描いたドキュメンタリー作品。
シャーリーとヒンダは大金持ちでも、ビジネスマンでもない、ただのおばあちゃん。当初は「買い物に行くくらいしか思いつかない」といっていた2人が、好奇心の赴くまま質問を重ねるたびに、どんどん知識を吸収し成長していく。大型ハリケーンのように周囲をとりこみ、騒動を巻き起こして、好奇心の赴くまま「わからない」ことが知りたいという欲求を満たしていくやんちゃな姿を映す一方で、カメラは世界のどこの新聞にも書かれているありふれた話題でさえ、どんなに私たちは深く考えることなく、知っているつもりで見過ごしていることを気づかせてくれる。[プレスより引用]
「ニューズウィーク日本版」で筆者が担当するコラム「映画の境界線」で本作を取り上げました。記事をお読みになりたい方は以下のリンクからどうぞ。
● 二人のおばあちゃんが、経済の専門家を訪ね歩いて知識を吸収し、アメリカ経済に切り込んだ|『シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人』
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