老いた退役軍人ニキを中心とした家族の価値観や関係の変化を通して、社会主義から民主主義へと移行するルーマニア社会を描き出すブラック・コメディ。脚本を手がけたのは、この2年後にニューウェーブの金字塔ともいえる『ラザレスク氏の最期』を作り上げるクリスティ・プイウとラズヴァン・ラドゥレスクのコンビ。
老人のニキは、変貌する社会に順応できないだけではなく、これまで培ってきたものを次々と失っていく。映画は、濡れた手でヒューズを交換しようとして感電死した彼の長男の葬式の場面から始まる。もうひとりの子供である娘は結婚したばかりで、夫とアメリカに移住する準備を進めている。彼らは移住に必要な旅費などの資金を調達するために、家にあるものを次々に売り払う。さらに、娘の義父となったフロが、この家族をコントロールし、ニキを精神的に追い詰めていく。
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◆スタッフ◆ |
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監督 |
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ルシアン・ピンティリエ
Lucian Pintilie |
脚本 |
クリスティ・プイウ、ラズヴァン・ラドゥレスク
Cristi Puiu, Razvan Radulescu |
撮影 |
Silviu Stavila |
編集 |
Nita Chivulescu |
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◆キャスト◆ |
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Niki Ardelean |
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Victor Rebengiuc |
Florian(Flo) Tufaru |
Razvan Vasilescu |
Poucha Ardelean |
Coca Bloos |
Doina Tufaru |
Mihaela Caracas |
Eugen Tufaru |
シェルバン・パヴル
Serban Pavlu |
Angela Tufaru |
Dorina Chiriac |
Mihai Ardelean |
Marius Galea |
Irina Ardelean |
Andreea Bibiri |
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(配給:) |
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