1969年、ブカレスト生まれ。ルーマニアの最も意欲的な脚本家の一人として称賛されるラズヴァンは、革命後のルーマニア映画(いわゆる‘ポスト・レボリューション’映画)を代表する才能である。数十年にわたってルーマニア映画が国際シーンで注目される礎を築いた世代の代表ともいえよう。ラデュレスクはブカレスト大学で哲学を専攻し、ブカレスト音楽アカデミーではオペラ演出を学んだ。彼の小説「エリア・カザンの人生と事実」(1977)はルーマニア作家協会の新人賞を獲得した。また2作目の「セオドシアス・ザ・スモール」(2006)はEU文学賞を受賞している。
(『私の、息子』プレス参照)
▼カリン・ペーター・ネッツアー監督、ルミニツァ・ゲオルギウ、ボグダン・ドゥミトラケ、イリンカ・ゴヤ、ナターシャ・ラーブ共演の『私の、息子』(13)は、2014年6月21日(土)よりBunkamura ル・シネマほか全国順次ロードショー。