インドに生まれ、子供の頃に両親とカナダに移住し、トロントで育った。彼女が大学で学んだのは労使関係の分野だったが、一方では、高校、大学を通じて断続的にインド音楽を学んでいた。大学卒業後は音楽とは関係のない分野に一度は就職をするが、もっとインド音楽を学ぶために仕事をやめ、インドに向かう。そして、自分のルーツに関わるパンジャブ人のフォークソングだけではなく、遠い昔にペルシャからインドに伝わった準古典音楽ガザルも習得した。特にガザルについては、インドでは宮廷音楽として継承されてきたため、宮廷の衰退とともに伝統が失われようとしていたが、アルワリアはカナダでガザルの作曲も手がけ、保存するのではなく発展させてもいる。
▼インド/パキスタンのグルーヴとサハラの砂漠のブルース、西洋のジャズのハイブリッド『Sanata:Stillness(原題)』(14)
▼“砂漠のブルース”を代表するティナリウェンとその弟分テラカフトも参加している『アーム・ザミーン/Aam Zameen : Common Ground』(11)は、2011年にリリース。