1977年7月5日デンマーク・ネストベズ出身。デンマーク国立映画学校
を卒業し、テレビシリーズ「Sommer」(08-09)で脚本家デビュー。そ
の後、全世界70か国以上で放送され、デンマークを代表するテレビド
ラマとなった「コペンハーゲン/首相の決断」(10-11)の脚本家として世界的に注目を浴びる。2010年共同脚本・共同監督で初の長編映
画『R』(10)を発表しデンマークのアカデミー賞といわれるロバート映
画賞で作品賞、監督賞、脚本賞を含む8部門を受賞。2013年には「バ
ラエティ」誌の「最も有望な若き脚本家の10人」に選ばれた。また、
脚本家として長い間ヴィンターベアと共同制作をしており、本作の他に
も『光のほうへ』(10)『偽りなき者』(12)『ザ・コミューン』(16)を共同
執筆している。最近では、デンマークで放送されたテレビシリーズ「The
Investigation」(20)の執筆と監督を行なった。2017年には監督兼プロデューサーのデヴィッド・フィンチャーと協力してアメリカのNetixシリーズ「マインドハンター」(17-19)のエピソード1.5と1.6の脚本と監督を担
当。さらに自身の監督2作目『シージャック』(12)では、ヴェネツィア、ト
ロント、東京の各国の映画祭で絶賛された。監督長編3作目の『ある
戦争』(15)でアカデミー賞外国語映画賞にノミネートという偉業を果た
し、デンマーク映画界だけでなく、世界中で今後もさらなる活躍が期待
されている。
(『アナザーラウンド』プレス参照)
▼ トマス・ヴィンターベア監督、マッツ・ミケルセン、トマス・ボー・ラーセン、マグナス・ミラン、ラース・ランゼ、マリア・ボネヴィー共演の『アナザーラウンド』(20)。