1933年8月18日、フランス出身。3歳の時にポーランドに移り住むが、第二次世界大戦中にナチのユダヤ人狩りで両親を収容所に送られ、自身も逃亡生活を送る。62年『水の中のナイフ』で長編監督デビュー。『反撥』(64)でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞、続く『袋小路』(66)では同・金熊賞に輝いた。68年のハリウッド進出作『ローズマリーの赤ちゃん』は大ヒットを記録。人気絶頂の69年、当時妊娠中だった妻で女優のシャロン・テートがマンソン・ファミリーに殺害される。その悲劇を乗り越え、74年『チャイナタウン』でアカデミー賞®11部門にノミネートされる。しかし、77年、未成年の少女に性的暴行を加えたとして有罪判決が下ったためフランスに逃亡。その後も映画製作を続けカンヌ国際映画祭パルムドール、アカデミー賞®監督賞受賞『戦場のピアニスト』(02)、本作の脚本家ロバート・ハリスと組み、ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した『ゴーストライター』(10)など精力的に作品を発表。
(『オフィサー・アンド・スパイ』プレス参照)
▼ ロマン・ポランスキー監督、ジャン・デュジャルダン、ルイ・ガレル、エマニュエル・セニエ、グレゴリー・ガドゥボワ、エルヴェ・ピエール、メルヴィル・プポー、マチュー・アマルリック共演の『オフィサー・アンド・スパイ』(19)。