『Gett: The Trial of Viviane Amsalem』(14)は、コンビが共同で監督した『Ve'Lakhta Lehe Isha/To Take a Wife』(04)、『Shiva/7 Days』(08)につづく三部作の完結編になる。残念ながら筆者はまだ前2作を観ていないので、3作がどのように繋がっているのか具体的に説明することはできないが、いずれもロニがヴィヴィアンというヒロインを演じているので、彼女を中心とした家族の年代記になっていると思われる。海外の記事などを読むと、イスラエルの、というよりユダヤ教における男性優位の現実を掘り下げているようだ。