パラサイト 半地下の家族
Gisaengchung / Parasite


2019年/韓国/韓国語/カラー/132分/スコープサイズ
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(初出:「ニューズウィーク日本版」映画の境界線2019年12月26日更新)

 

 

全員失業中の一家が就職先として寄生する高台の豪邸と一家
ホストとパラサイトの関係を生む歴史的背景/社会的構造

 

[Introduction] 全員失業中で、”半地下住宅”に暮らす貧しいキム一家と高台の大豪邸に暮らすIT企業を経営するパク社長一家。ユーモア、サスペンス、アクションなどあらゆるジャンルを融合させ、ホストとパラサイトの関係を描き出す。監督は、『殺人の追憶』『グエムル-漢江の怪物-』など、世界がその才能を絶賛する若き巨匠ポン・ジュノ。貧しい一家の大黒柱ギテクを演じるのは、『殺人の追憶』をはじめポン・ジュノ監督と4度目のタッグを組む国際的名優ソン・ガンホ。変幻自在な圧巻の演技で、加速していく物語を牽引する。共演には、『最後まで行く』イ・ソンギュン、『後宮の秘密』チョ・ヨジョン、『新感染 ファイナル・エクスプレス』チェ・ウシクなど、個性豊かな実力派の面々が集結。さらには、撮影を『哭声/コクソン』ホン・ギョンピョ、美術を「オクジャ/okja」イ・ハジュンが手掛けるなど、国内外で活躍する一流のスタッフが揃った。(プレス参照)

[Story] 過去に度々事業に失敗、計画性も仕事もないが楽天的な父キム・ギテク。そんな甲斐性なしの夫に強くあたる母チュンスク。大学受験に落ち続け、若さも能力も持て余している息子ギウ。美大を目指すが上手くいかず、予備校に通うお金もない娘ギジョン… しがない内職で日々を繋ぐ彼らは、“ 半地下住宅”で 暮らす貧しい4人家族だ。

「僕の代わりに家庭教師をしないか?」受験経験は豊富だが学歴のないギウは、ある時、エリート大学生の友人から留学中の代打を頼まれる。“受験のプロ”のギウが向かった先は、IT企業の社長パク・ドンイク一家が暮らす高台の大豪邸だった——。

 ニューズウィーク日本版の筆者コラム「映画の境界線」で本作を取り上げています。その記事をお読みになりたい方は以下のリンクからどうぞ。

韓国の宿主とパラサイトを生む格差社会|『パラサイト 半地下の家族』


◆スタッフ◆
 
監督/脚本   ポン・ジュノ
Bong Joon Ho
脚本 ハン・ジヌォン
Han Jin-won
撮影 ホン・ギョンビョ
Hong Kyung-pyo
編集 ヤン・ジンモ
Yang Jinmo
音楽 チョン・ジェイル
Jung Jae-il
 
◆キャスト◆
 
ギテク   ソン・ガンホ
Song Kang-ho
ドンイク イ・ソンギュン
Lee Sun-kyun
ヨンギョ チョ・ヨジョン
Cho Yeo-jeong
ギウ チェ・ウシク
Choi Woo-sik
ギジョン パク・ソダム
Park So-dam
ムングァン イ・ジョンウン
Lee Jeong-eun
チュンスク チャン・ヘジン
Jang Hye-jin
-
(配給:ビターズ・エンド)
 

 

 

(upload:2022/05/06)
 
 
《関連リンク》
ポン・ジュノ 『スノーピアサー』 レビュー ■
ポン・ジュノ 『母なる証明』 レビュー ■
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