ザ・ナビゲーター / ハレイ・フォー・ザ・リフ・ラフ |
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| (初出：) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アリンダがプエルトリコ系というルーツと正面から向き合う
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アリンダ・リー・セガーラ（Alynda Lee Segarra）率いるハレイ・フォー・ザ・リフ・ラフの『スモール・タウン・ヒーローズ』（14）につづくニューアルバムです。2017年3月10日リリースです。英語サイトでは、通算４枚目となっているところもありますが、カヴァー集の『My Dearest Darkest Neighbor』（13）を引いても、５枚目になります。 とりあえず聴けるのは＜Rican Beach＞だけですが、アクティヴィストでもあるアリンダは、音楽面でもメッセンジャーとしての側面でもより先鋭化していて、ますます惹きつけられます。前作には、インドで起こったレイプ事件や自分の友人を襲った悲劇にインスパイアされ、性暴力に抗議する曲などが盛り込まれていました。＜Rican Beach＞は架空の都市を背景とした曲ですが、その世界は現実と深く結びついています。彼女はこの曲を、ノースダコタにあるスー族の居留地スタンディング・ロックで水循環を守るためにパイプラインの建設に反対して立ち上がったプロテスター、及び、プエルトリコのペニュエラで石炭灰廃棄物による水質汚染に抗議するプロテスターに捧げています。 前者は（筆者がちょっと調べた限りでは）女性主導の運動のように見え、アリンダのフェミニストとしての姿勢とも結びつき、後者は彼女のプエルトリコ系としてのアイデンティティと結びついているともいえます。さらに、他者との間に壁を築こうとするような、トランプ以後の時代に対して、声をあげる作品にもなっています。アルバムが出たらまた詳しく書きたいと思います。
Hurray for the Riff Raff Lyrics provided by SongLyrics.com |
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