◇◇アボルファズル・ジャリリ/Abolfazl Jalili◇◇

 

1957年6月29日、イラン中央部のサヴェーに生まれる。13歳で自分が描いた絵や書を売り生計を立てる。79年、IRIB(イラン国営テレビ)に入社、この間に手がけた短編ドキュメンタリーや短編劇映画を通じて独自の手法を模索する。
少年院の子どもたちを実際に出演者に起用した第3作『かさぶた』(87)により、批評家の注目を集める。だが、常に過酷な状況下にある子どもたちをリアルに描くジャリリの作品は、イラン国内では常に賛否両論の論争を巻き起こし、92年製作の『ダンス・オブ・ダスト』は国内外を問わず一切の上映を禁止される。
95年、原因不明の病気にかかった妹を治そうとする少年を描いた『7本のキャンドル』がヴェネチア国際映画祭で金のオゼッラ賞を受賞。翌96年にはドキュメンタリーとフィクションを大胆に融合させた『トゥルー・ストーリー』がナント三大陸映画祭でグランプリを獲得し、ジャリリの名は一気に世界に知られることになる。

(『ハーフェズ ペルシャの詩』プレス参照)


▼2008年公開、メヒディ・モラディ、麻生久美子共演『ハーフェズ ペルシャの詩』(07)

 

ハーフェズ ペルシャの詩 (2007)
ハーフェズ ペルシャの詩 (2007)・インタビュー
7本のキャンドル (1994)
かさぶた (1987)

 
 
 
 
 
 
 

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