◇◇フェルナンド・メイレレス/Fernando Meirelles◇◇

 

1955年11月5日ブラジル、サンパウロ出身。サンパウロ大学では建築学を専攻し学位を取得。大学在学中に友人たちと共に、実験的映像作品作りを試みる。完成した作品はインディペンデント・ビデオ・フェスティバルなどで多くの賞を受賞する。そして、同じ友人グループとともにスタジオ、オルハー・エレクトロニコを創立し、1980年代のブラジルTV界に新風を吹き込んだ。その後10年間に渡り、このグループは様々なTV局の為に番組を製作。メイレレスは、89年から90年まで、ブラジルの公共TV局の人気子供番組「Ra-Tim-Bum」を製作し、監督を務めた。190ものエピソードを持つこの番組は、ニューヨーク映画・TV祭でゴールドメダルなど、数々の賞を獲得した。その後、自身のインディペンデント・スタジオ、O2フィルメスを設立し、CMやプロモーション・ビデオの監督業に乗り出す。そして、O2フィルメスはブラジル最大規模のスタジオに発展し、10年以上の間に、5度のカンヌ国際広告祭入賞、クリオ賞、9度のプロフェッショナル・オブ・ザ・イヤー賞など、権威ある賞の数々を国内外で受賞した。初の映画作品はファブリツィア・ピントとの共同監督作『O Menino Maluquinho』(『Wacky, Wacky Boy』)(97)。その後TVシリーズ「Brava Gente Brasileira」(00)の1エピソード「パラセU」を監督。短編映画として再編集され、ベルリン国際映画祭パノラマ部門最優秀短編映画作品賞を受賞する。2000年には、『Domesticas』(01/未)をナンド・オリヴァルと共同で監督する。同作はロッテルダム映画祭に出典された。そして、2002年には、リオ・デ・ジャネイロのギャングの抗争を描いた傑作『シティ・オブ・ゴッド』を監督。本作が単独では初めての長編監督作となる。同作は世界中で52以上の賞を受賞し、第76回アカデミー賞においては監督賞、撮影賞、編集賞、脚色賞の4部門にノミネートされるという快挙を成し遂げ、フェルナンド・メイレレスの名前を世界に知らしめた。

(『ブラインドネス』プレスより引用)


▼アンディ・ムリガン原作、スティーヴン・ダルドリー監督、リチャード・カーティス脚本、ルーニー・マーラ、マーティン・シーン、ワグネル・モウラ共演の『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』(14)は、2015年1月9日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国ロードショー。


トラッシュ!-この街が輝く日まで- (2014) ※製作総指揮
ブラインドネス (2008)
シティ・オブ・ゴッド (2002)

 
 
 
 
 
 

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