1957年、イランのテヘラン生まれ。映画監督、小説家、脚本家、編集者、プロデューサー、人権活動家。1983年に映画監督としてデビューして以来、20本以上もの長編映画をイラン、アフガニスタン、パキスタン、イスラエル、トルコ他、数ヵ国にて制作。国際映画祭で50以上もの賞を獲得している。代表作にはカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭審査員特別賞・国際批評家連盟賞受賞の『ワンス・アポン・ア・タイム、シネマ』(92)、カンヌ国際映画祭出品作で東京国際映画祭芸術貢献賞受賞の『ギャベ』(96)、ロカルノ国際映画祭審査員特別賞受賞の『パンと植木鉢』(96)、ヴェネツィア国際映画祭上院議員長金メダル賞受賞の『サイレンス』(98)、『キシュ島の物語』(99)、さらにカンヌ国際映画祭エキュメニック賞受賞でタイム誌の歴代映画ベスト100に選出された『カンダハール』(01)、ドキュメンタリー映画『庭師』(12)など数々の傑作を生み出してきた。 映画制作に加え、マフマルバフはアフガニスタンで2年間暮らし、学校建設や、タリバン政権時に打ち壊されたアフガニスタン映画業界の復興に努めるなど、多くの人権プロジェクトに尽力する。イラン政府により作品の上映を禁じられ、長年にわたり身の安全を脅かされるも、2005年に検閲の圧力に抗議し自国を離れて以来、ロンドンとパリを拠点に活動している。
(『独裁者と小さな孫』プレスより引用)
▼ミシャ・ゴミアシュウィリ、ダチ・オルウェラシュウィリ、ラ・スキタシュヴィリ共演の『独裁者と小さな孫』(14)は、2015年12月12日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー。