1977年、アメリカ生まれ。父方の祖父が日本人という日系アメリカ人。カリフォルニア大学サンタクルーズ校を卒業する。監督・脚本を手がけた短編映画『Victoria para chino』(04)が、2005年にサンダンス映画祭で上映され、学生アカデミー賞、BAFTAロサンゼルス支部賞など20余りもの国際的な賞を受賞する。さらに2005年にグレース妃財団、2007年にカトリン・カートリッジ財団、2008年に米国ロックフェラー財団、ジョン・H・ジョンソン映画賞など、有名な奨学金をいくつか受けている。
2009年、メキシコ市中でロケを敢行して撮影した『闇の列車、光の旅』の監督・脚本で長編映画デビューを果たす。ホンジュラス移民の少女と、メキシコのギャング団の青年の、希望を求めてアメリカを目指す旅を描いた作品。2009年のサンダンス映画祭のワールドプレミアで上映され、米国ドラマティック・コンペティション部門で監督賞を獲得する。その後、世界各地で上映され、ダラス・フォートワース映画批評家協会賞、ワシントンDC映画批評家協会賞、ヒューストン映画批評家協会賞、フロリダ映画批評家協会賞、インディアナ映画ジャーナリスト協会賞、オースティン映画批評家協会賞の最優秀外国語作品賞、エディンバラ国際映画祭新人監督賞など、様々な賞を受賞し、英国インディペンデント映画賞、インディペンデント・スピリット賞の長編映画賞、監督賞、撮影賞にノミネートされる。
今後は、南北戦争を舞台にした「No Blood, No Guts, No Glory」の撮影が控えていると言われており、この若き才能に注目が集まっている。
(『ジェーン・エア』プレスより引用)
●アフリカの少年兵を題材にした『Beasts of No Nation(原題)』を製作中。
▼『ジェーン・エア』の翌年に発表した短編『Sleepwalking in the Rift(原題)』(12)。