1974年大阪生まれ。東京大学教養学部表象文化論分科卒後、ニューヨーク、School of Visual Artsで映画を学ぶ。処女作の16ミリ『echoes エコーズ』はミュンヘン、カルロヴィ・ヴァリなどの映画祭へ招待され、仏アノネー国際映画祭で審査員特別賞、観客賞を受賞。2002年に日米で一般劇場公開される。第二作『ビッグ・リバー』(主演:オダギリジョー、製作オフィス北野)は、ベルリン映画祭、釜山映画祭でプレミア上映された。またニューヨークで時事・社会問題を扱ったドキュメンタリーを監督しており、2005年にはアルツハイマー病に関する作品で米テリー賞を受賞。文筆活動としては、「キネマ旬報」、「ユリイカ」、「世界」などへ文芸批評を寄稿。「F lower Wild」(Web)、「10+1」(INAX出版、芸術批評誌)で映画論考の連載を受け持つ。2007年、10年住んだニューヨークを離れ、谷中へ移住。味わい深い路地と加藤勝丕ら谷中びとの魅力に取り憑かれ、本作を撮る決意をした。
(『谷中暮色』プレスより引用)>