1967年、フランスのパ・ド・カレー県オシェル生まれ。在ローマ・フランス・アカデミーに進学、映画を学ぶ。その後、マノエル・デ・オリヴェイラの「O meu caso」(1986)の製作に参加し、1986年に最初の短編「La Matou」を完成させる。80年代後半は、アンドレ・テシネの「Les Innocents」(1987)などの作品で、アシスタントを務めつつ、最初の長編の準備を進める。初監督長編「Nord」(1991)は、自伝的内容を含む作品で、自ら主役も演じた。この作品は、高い評価を受けて、セザール賞で2部門のノミネートを受けた。第2長編「N'oublie pas que tu vas mourir」(1995)は、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出されてて、審査員賞を受賞。同作で、フランスの有望な若手監督に贈られるジャン・ヴィゴ賞を受賞した。第3長編『マチューの受難』(2000)は、ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に出品され、続く『若き警官』(2005)は、ヴェネチア国際映画祭ヴェネチア・デイズ部門で上映されて、Label Europa Cinemasを受賞。後者は、セザール賞で、監督賞を含む5部門にノミネートされ、ナタリー・バイに主演女優賞をもたらした。第5長編となる本作『神々と男たち』(2010)は、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されて、グランプリを受賞。第83回アカデミー賞外国語映画賞フランス代表作品にも選出されている。