チリの首都サンティアゴ。キャリアウーマンとして忙しく働く58歳のグロリアは、息子も娘も独立し、夫との離婚後一人暮らし。中年の独身者たちが集まるダンスホールの常連となっていた彼女は、そこで年上の元海軍将校で実業家のロドルフォと出会い、一夜を共にする。グロリアにとってロドルフォは理想的なパートナーだったが、彼女には気になることがあった。1年前に離婚したばかりの彼は、今も元妻や娘たちの面倒を全面的に見ており、グロリアと2人だけの時でも電話で呼び出されることが多かった。やがて、グロリアの苛立ちは頂点に達し、彼女はある行動に出る――。[プレスより]
レビューのテキストは準備中です。ベルリン国際映画祭で主演女優賞に輝いたパウリーナ・ガルシアの演技はもちろん素晴らしいですが、家族や男女の関係に向けられたレリオ監督の鋭い眼差しや、微妙な心の動きをすくい取る表現力にもうなります。細かいことはあらためて書きますが、猫とかマリファナ、メガネ、眼病、鏡などの使い方が巧みで、印象に残ります。
2014年3月1日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷・ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開。
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◆スタッフ◆ |
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監督/脚本/編集 |
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セバスティアン・レリオ
Sebastian Lelio |
脚本 |
ゴンサロ・マサ
Gonzalo Maza |
撮影 |
ベンハミン・エチャサレータ
Benjamin Echazarreta |
編集 |
ソレダ・サルファテ
Soledad Salfate |
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◆キャスト◆ |
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グロリア |
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パウリーナ・ガルシア
Paulina Garcia |
ロドルフォ |
セルヒオ・エルナンデス
Sergio Hernandez |
マルシアル |
マルシアル・タグレ
Marcial Tagle |
ペドロ |
ディエゴ・フォンテシージャ
Diego Fontecilla |
アナ |
ファビオラ・サモーラ
Fabiola Zamora |
マリア |
アントニア・サンタ・マリア
Antonia Santa Maria |
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(配給:トランスフォーマー) |
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