ボア・ソルチ（原題）
Boa Sorte (Good Luck)

女性監督カロリーナ・ジャボールの劇映画
精神病院での出会いから愛と生に目覚める若者

[ストーリー] ジョアンは他人に突発的に暴力を振るうなど、素行に問題を抱えたティーンエイジャーだ。両親は、うつ病と診断された彼を精神病院に入院させることにする。家庭で孤立し、心を閉ざすようになったジョアンは、その病院でHIVに感染した薬物依存症のユディチに出会う。ふたりはお互いに惹かれ合い、病院のなかで密かに愛し合うようになる。だが、やがてユディチは、情熱で自分を見失いかけたジョアンの未来を危惧し――。

　これまで『ミステリー・オブ・サンバ 眠れる音源を求めて』（08）などのドキュメンタリーやTVシリーズを手がけてきたブラジルの女性監督カロリーナ・ジャボールの劇映画です。ヒロインのユディチを『サンパウロ、世界で最も有名な娼婦』（11）のデボラ・セッコ、ユディチの祖母を『セントラル・ステーション』（98）、『コレラの時代の愛』（07）のフェルナンダ・モンテネグロが演じています。