ラドゥ・ジュデ監督にとって3作目の長編となる『エブリバディ・イン・アワ・ファミリー(英題)』(12)の主人公は、離婚してひとりで暮らす歯科医のマリウス。彼は以前から、別れた妻オティリアと暮らす娘のソフィアを海辺のキャンプに連れて行く計画をたてていて、休日にそれを実行に移そうと前妻の家を訪ねる。
前妻のオティリアは、ソフィア、自分の母親、そして新しいパートナーと暮らしている。ところが、オティリアは美容院の予約があって外出している。元義母によれば、ソフィアは前日に体調を崩し、横になっているというが、マリウスにはもう回復しているように見える。そこで彼は旅行の準備を始めるが、今度は前妻のパートナーが、彼女が美容院から戻るまでは出発させないと言い出す。
そんなすれ違いが暴力沙汰になり、家に戻った前妻も巻き込み、気づいてみればマリウスはそこに籠城するという悪夢のような状況に陥っている。
レビューのテキストは準備中です。ルーマニアのニューウェーブのスタイルは、しばしばドグマ95を連想させますが、この作品でも手持ちカメラが緊張感に満ちた空気を生み出し、絶大な効果を発揮しています。
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◆スタッフ◆ |
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監督/脚本 |
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ラドゥ・ジュデ
Radu Jude |
撮影 |
Corina Sabau |
編集 |
Andrei Butica |
音楽 |
Catalin Cristutiu |
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◆キャスト◆ |
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Marius |
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シェルバン・パヴル
Serban Pavlu |
Sofia |
Sofia Nicolaescu |
Aurel |
Gabriel Spahiu |
Otilia |
Mihaela Sirbu |
Coca |
Tamara Buciuceanu-Botez |
Mrs. Vizureanu |
Stela Popescu |
Mr. Vizureanu |
Alexandru Arsinel |
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(配給:) |
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