モーリタニア出身、現在はフランスを拠点に活動するアブデラマン・シサコ監督の新作『禁じられた歌声』(14)のオリジナル・サウンドトラックです。この映画は、2015年度セザール賞で、最優秀作品賞・監督賞・脚本賞ほか7部門を受賞し、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされました。フランス映画祭2015のラインナップの1本で、その後、一般公開される予定です。
[ストーリー] (マリ共和国の古都)ティンブクトゥからそう遠くない、ある街でキダンは妻のサティマ、娘のトヤ、そして12歳の羊飼いのイサンと音楽に溢れた幸せな生活を送っていた。しかし街はイスラム過激派に占拠され様相を変えてしまう。恐怖に支配され、過激派の兵隊が作り上げた法によって住民たちは、歌、笑い声、たばこ、そしてサッカーでさえも禁止されてしまう。
毎日のように悲劇と不条理な懲罰が繰り返されていく中、キダーンと彼の家族は、混乱を避けてティンブクトゥに避難する。だが、ある日漁師のアマドゥがキダンの飼っていた牛を殺したのを境に、彼らの運命は大きく変わってしまう。[フランス映画祭2015公式サイトより引用]
サウンドトラックを手がけているのは、1986年生まれのチュニジア人の作曲家アミーヌ・ボハーファ(Amine Bouhafa)です。これまでにも、エジプトのAdel Adib監督やチュニジアのMohammed Zran監督の作品やエジプトのTVドラマ「The First Lady」の音楽を手がけてきました。
このアルバムでは、オーケストラとアフリカの弦楽器、管楽器、打楽器が結び付けられています。また、マリの女性シンガー/女優のファトゥマタ・ジャワラが2曲でフィーチャーされています。
レビューのテキストは準備中です。ひとまず基本的な情報のみにて。
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