Thirteen Cities / Richmond Fontaine
Thirteen Cities / Richmond Fontaine (2007)

ポートランドからアリゾナ州トゥーソンへ
砂漠とボーダー、エッジのサウンドスケープ

　オレゴン州ポートランドを拠点に活動するリッチモンド・フォンテーンにとって8枚目となるスタジオ・アルバムです。『The Motel Life』や『The Free』など小説家としても注目を集めるフロントマンのウィリー・ヴラウティンは、現代アメリカ西部の周縁に生きる人びととその世界をリアルに描き出してきました。

　この『Thirteen Cities』は、『Post to Wire』（04）、『The Fitzgerald』（05）につづいてJ・D・フォスターのプロデュースです。トゥーソンのウェイヴラブ・スタジオでのレコーディングということで、CalexicoのJoey BurnsとJacob Valenzuela、Giant SandのHowe Gelbがゲスト参加しています。