イギリスを拠点に活動する作曲家マックス・リヒターのクラシック・オリエンテッドでミニマリスティックな新作。まず、“眠り”をテーマにした『Sleep』という8時間の大作があり、この『From Sleep』はその1時間バージョンになる。8時間とは睡眠を念頭に置いた時間であり、前者は睡眠中に聴くことを想定した音楽になっている。
サウンドは、ピアノ、ストリングス、エレクトロニクス、ヴォイスで構成され、言葉はない。リヒターは以前から夢や記憶に強い関心を持っているので、彼らしい作品といえるが、経験と想像力だけでこの音楽を作り上げているわけではない。眠りのメカニズムを理解するために著名なアメリカの神経科学者デヴィッド・イーグルマンの協力を仰ぎ、そこに音楽が作用する方法を模索し、作曲に反映している。
苦労して原稿を書き上げて疲労困憊しているときに、これを聴くと気持ちよく境界を彷徨うことができる。
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◆Jacket◆ |
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◆Track listing◆ |
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01. |
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Dream 3 (In the Midst of My Life) |
02. |
Path 5 (Delta) |
03. |
Space 11 (Invisible Pages Over) |
04. |
Dream 13 (Minus Even) |
05. |
Space 21 (Petrichor) |
06. |
Path 19 (Yet Frailest) |
07. |
Dream 8 (Late and Soon) |
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◆Personnel◆ |
Music composed by Max Richter.
Max Richter - Piano, Organ, Synthesizers, Electronics; American Contemporary Music Ensemble (ACME); Grace Davidson |
(Deutsche Grammophon) |
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