インドのニューデリー生まれ。そこで10歳まで過ごす。14歳のときにインドを離れ、母親とイギリスで一年暮らしたあと、アメリカに渡り、ホリンズ大学やコロンビア大学で創作を学ぶ。コロンビア大学在学中に二年間休学して書き上げた長編デビュー作『グアヴァ園は大騒ぎ』(98)でベティ・トラスク賞を受賞。長編第二作『喪失の響き』(06)は、アジア、ヨーロッパ、アメリカなど世界的に高く評価され、ブッカー賞と全米批評家協会賞に輝いた。