アンドレイ・ネクラーソフ
1958年生まれ。サンクトペテルブルク国立演繹・映画研究院に入学。その後パリ大学で言語学と哲学を専攻。1985年『サクリファイス』の撮影現場から編集までタルコフスキー監督の助手として働く。ブリストル大学映画学科を卒業後、ドキュメンタリーやTV番組を手がけ、93年、初短編作品”Spring Lenin1958年に科学者の家庭に生まれたアンドレイ・ネクラーソフは、故郷のサンクトペテルブルクの州立演劇・映画研究院に入学するが、その後パリ大学(パリVII、VIII)で言語学と哲学の修士号をとる。1985年に、映画『サクリファイス』の撮影現場から編集の段階までタルコフスキー監督の助手として働く。それからブリストル大学映画学校(RFT)でフィルムメイキングを勉強。卒業後国際共同製作のドキュメンタリーやTVアート番組を手がける。彼の初めての短編映画“Springing Lenin”(1993年)は同年カンヌ国際映画祭批評家週間で受賞し、そして1997年に初めての長編“Love is as Strong as Death”もマンハイム映画祭でFIPRESCI賞を授けられた。2本目の長編“Lubov & Other Nightmares”(2001年)は、サンダンス映画祭のふたつの部門に出品され、世界中の映画祭で評価された。2004年にネクラーソフ監督は長編ドキュメンタリー作品“Disbelief”を完成。国際映画祭で様々な賞を受賞。アメリカやカナダなどのテレビで放送され、評論家の評価を集めた。数年にかけて撮った映像を含める『暗殺・リトビネンコ事件』は完成後間もなく第60回カンヌ国際映画祭に出品された。演劇の演出家としても活躍するほか、著書『The Next Revolution』は去年キエフでChas publishers社によって出版された。”がカンヌ国際映画祭批評家週間で受賞。97年に”Love is as Strong as Death”で長編デビュー。本作は2007年の第60回カンヌ国際映画祭に出品された。