1986年にアヤクーチョ市近郊のワンタで生まれる。同地域はセンデロ・ルミノソによる被害がとりわけ深刻だった場所としても知られる。プカ・ピカンテという煮込み料理の売り子をしていたところ、監督第一作のエキストラを探していたクラウディア・リョサ監督の目にとまってスクリーン・デビュー。本作で歌う曲のほとんどは、彼女自身が即興で作り出したものだという。現在は、女優として、また、歌手としてペルーで活躍している。ベルリン国際映画祭の授賞式では、最初はスペイン語で挨拶し、途中からケチュア語でスピーチを行い、更にアカペラで歌を歌い、場内がスタンディング・オベーションになるという感動的な一幕があった。
(『悲しみのミルク』プレスより引用)
▼クラウディア・リョサ監督、スシ・サンチェス、エルライン・ソリス共演の『悲しみのミルク』(08)。