メキシコの女優であり脚本家としても活躍するナイレア・ノルビンドの娘として生まれる。テッサが生まれてしばらくして、両親は離婚。子どもたちには普通の生活をさせたいという母・ナイレアの意向のもと育てられる。10歳の時に、母の友人であった『バベル』(06)の脚本家ギジェルモ・アリアガに見いだされ、彼の初長編監督作『あの日、欲望の大地で』(09)で鮮烈なデビューを飾る。しかし、その後も学業を優先させ、女優としての活動はTVドラマに友情出演しただけで、『父の秘密』は久しぶりの映画出演作である。本作でカンヌ国際映画祭を始め、数々の映画祭で高い評価を得た彼女だが、あくまでもマイペースに出演作品を決めており、次回作は短編映画に出演の予定。
(『父の秘密』プレスより引用)
▼マイケル・フランコ監督、ヘルナン・メンドーサ共演の『父の秘密』(12)は2013年11月2日(土)よりユーロスペースにて公開。メキシコのミヒャエル・ハネケともいうべき、暴力に対する冷徹な眼差しが印象に残る作品。2014年6月13日DVDリリース。