1959年、ペンシルヴェニア州フィラデルフィア生まれ。脚本家をめざしながら医療介護ビジネスに携わり、俳優のマネージメント業に転身。その後、制作会社リー・ダニエルズ・エンターテインメントを立ち上げ、第一回作品『チョコレート』(01/マーク・フォースター監督)は、ハル・ベリーにアカデミー賞主演女優賞をもたらした。プロデューサーとしてはインディペンデント・スピリット賞3部門にノミネートされた『The Woodsman』(04/ニコール・カッセル監督)、トライベッカ映画祭でプレミア上映された『Tennessee』(08/アーロン・ウッドリー監督)も世に送り出している。2005年、ヘレン・ミレンとキューバ・グッディングJr.を主演に迎えた犯罪アクション『サイレンサー』で監督デビュー。悲惨な家庭環境の中でもがき苦しむ少女の新たな旅立ちを描き上げた監督第2作『プレシャス』(09)は、アカデミー賞6部門にノミネートされ、助演女優賞と脚色賞を受賞した。今後の新作には『The Butler』(13)があり、ジャニス・ジョプリンの伝記映画『Janis Joplin:Get It While You Can』の準備も進めている。