◇◇キャメロン・クロウ◇◇

1957年、カリフォルニア州生まれ。15歳で高校を卒業。ローリング・ストーン誌のスタッフとなり、寄稿エディターからアソシエイト・エディターになる。22歳のとき、南カリフォルニアの高校に潜入取材。これを基に書いた本はベストセラーとなり、映画化にあたって脚本も執筆。完成した『初体験/リッジモント・ハイ』(82)はヒットを飛ばし、クロウはアメリカ脚本家組合賞にノミネートされた。7年後に脚本も兼ねた『セイ・エニシング』(89)で監督デビュー。続く『シングルス』(92)は、グランジ・ロック&ファッションのトレンドを盛り込んだ群像劇として話題を呼ぶ。さらに、トム・クルーズを主演に迎えた監督第3作の『ザ・エージェント』(96)は、作品賞とクロウの脚本賞を含むアカデミー賞5部門にノミネートされ、キューバ・グッディング・Jr.が助演男優賞を受賞した。クロウはアメリカ脚本家組合に加えてアメリカ監督組合賞の候補にもなった。監督第4作の『あの頃ペニー・レインと』(00)は、ローリング・ストーン誌に寄稿していた少年時代の体験をベースにした自伝的な作品で、クロウは英米アカデミー賞の脚本賞を含む数々の賞を受賞。前作に続き、アメリカ脚本家組合とアメリカ監督組合賞にノミネートされた。その後、スペイン映画の『オープン・ユア・アイズ』をリメークした『バニラ・スカイ』(01)と、オーランド・ブルーム主演の青春ロードムービー『エリザベスタウン』(05)を監督。昨年は、初の音楽ドキュメンタリーとなる『パール・ジャム20』(11)を発表し、話題を集めた。また、エルトン・ジョンとレオン・ラッセルのコラボレート・アルバムのメイキングに密着した『The Union』(11)は、トライベッカ映画祭でプレミア上映され好評を博した。

(『幸せへのキセキ』プレスより引用)>

エリザベスタウン (2005)
幸せへのキセキ (2011)
 
 
 
 
 
 
 

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