1932年、旧チェコスロバキア生まれ。９歳の時、両親はゲシュタポに逮捕され、その後、ナチの収容所で殺される。戦争孤児の寄宿学校時代に、舞台に関心を持つようになり、プラハ大学映画学部に入学する。卒業後、最初の脚本を書き、２本のセミ・ドキュメンタリー映画を作る。1963年、最初の劇場用長編映画『Black Peter』を監督する。チェコの小さな町のティーンエイジャーを描いた自伝的な作品で、カンヌ、モントリオール、ニューヨークなど、数多くの映画祭の映画賞に輝く。この作品がきっかけとなり、初めてアメリカを訪れる。

(『宮廷画家ゴヤは見た』プレス参照)

▼ジャン＝クロード・カリエール共同脚本、ハビエル・バルデム、ナタリー・ポートマン、ステラン・スカルスガルド、ランディ・クエイド、ミシェル・ロンズデール共演の『宮廷画家ゴヤは見た』（06）。