1977年、アメリカ、マサチューセッツ州生まれ。監督デビュー作となる短編映画『Mother』(06)で、カンヌ国際映画祭のシネフォンダシヨン賞(世界中の映画学校から出品された短・中編映画から選ばれる賞)にノミネートされる。さらに、フロリダ映画祭、オックスフォード映画祭、シアトル国際映画祭で最優秀短編賞を受賞。2016年には、初長編監督作品『タルーラ 〜彼女たちの事情〜』が、サンダンス映画祭でプレミア上映され高い評価を受ける。TVシリーズ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」(13〜19)では、いくつかのエピソードの脚本を手掛け全米脚本家協会賞にノミネートされ、2018年に配信された1エピソードを監督する。TVシリーズ「リトル・アメリカ」(20〜)では、製作総指揮、数エピソードの脚本、1エピソードの監督を務める。脚本、監督を手掛けた本作『コーダ あいのうた』が、サンダンス映画祭のグランプリ・観客賞・監督賞・アンサンブルキャスト賞に輝き、今最も観客の心をつかむ監督の一人となる。
(『コーダ あいのうた』プレス参照)
▼ シアン・ヘダー監督・脚本、エミリア・ジョーンズ、トロイ・コッツァー、マーリー・マトリン、ダニエル・デュラント、フェルディア・ウォルシュ=ピーロ共演の『CODA あいのうた』(21)