◇◇ベン・ブリントン/Ben Bullington◇◇

 

モンタナのホワイト・サルファー・スプリングスに暮らし、医師として働きながら、風土や日常、人生を反映した曲を作り、5枚のアルバムを残したシンガーソングライター。彼と親交のあったダレル・スコットが、2015年にトリビュート・アルバム『テン:ソングス・オブ・ベン・ブリントン/Ten: Songs of Ben Bullington』をリリースしている。

ベン・ブリントンが育ったのはヴァージアニ州ロアノーク。彼の兄弟のひとり、アンディはプロのミュージシャンになり、オースティンで20年近くサイドマンとして活動している。ベンもガイ・クラークやロドニー・クロウェルなどの音楽に熱中したようだが、プロになろうとは思わず、大学では地質学を専攻した。卒業後は、ノースダコタ、ノーザン・ロッキーズ地域、テキサスの廻廊地帯の油田で働き、ブラジルのジャングルでも働いていたという。その後、転職を思い立ち、ヴァージニア州シャーロッツヴィルの医学校で学び、モンタナ州の北シャイアン(インディアン)居留地、アラスカ州の海辺の町、ウェストヴァージニア州の山間部などで診療に従事したあと、モンタナに至り、ホワイト・サルファー・スプリングスの小さな病院で仕事を得る。そんなベンは末っ子が4歳になったときに、アマチュアとしてやっていた曲作りを再開し、2007年にファースト・アルバム『トゥー・レーン・ハイウェイ/Two Lane Highway』を完成させ、仕事の合間に地元で演奏活動を行うようになった。

▼ 医師として働きながら曲を作り、5枚のアルバムを残したベン・ブリントンは、2013年にこの世を去った。


テン:ソングス・オブ・ベン・ブリントン (2015) ※トリビュート・アルバム
ベン・ブリントン (2013)
レイジー・ムーン (2012)
サティスファクション・ガレージ (2010)
ホワイト・サルファー・スプリングス (2008)
トゥー・レーン・ハイウェイ (2007)

 
 
 
 
 
 
 
 

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