ベンは若い頃からガイ・クラークやロドニー・クルウェルが活躍する音楽シーンに熱中し、ギターで曲を作ったりしていたようですが、ホワイト・サルファー・スプリングスで医師として働く彼が、仕事の合間に作曲を再開したのは、末っ子が4歳になってからとのことです。そして、2007年にファースト・アルバム『Two Lane Highway』を完成させ、地元で演奏活動を行うようになります。彼の音楽には、モンタナとこれまで旅してきた土地の風土、日常、そして人生が反映されているといえます。
◆Jacket◆
◆Track listing◆
01.
The One I'm Still Thinking About
02.
Born in '55
03.
Lone Pine
04.
Thanksgiving 1985
05.
Country Music, I'm Talking To You
06.
Green Heart
07.
His Chosen Time
08.
Sage After Rain
09.
In the Light of Day
10.
I've Got to Leave You Now
◆Personnel◆
Darrell Scott - vocals, guitar, banjo, piano
(Full Light Records)
ダレル・スコットは、ベンが亡くなる数年前に、ミュージシャンではなく、子供たちとキャンプに来た父親同士として彼と出会い、親交を深めるようになったようです。しかし、音楽的な交流を持つのは、ベンの病気がわかってからのことのようで、彼の作品に胸を打たれたスコットは、カヴァー・アルバムを作ることを思い立ちます。そこで、まず数曲をアレンジし、iPhoneで録音したデモをベンに送りました。本作の最後を飾るピアノの弾き語りのバラード<I've Got to Leave You Now>は、そのときのデモをそのまま収めたものとのことです。